ハワイの車椅子駐車場レポート

2004年6月14日から6月23日までハワイ島へ行ってきました。

公共施設、公園、ショッピングセンター、銀行など全てに車椅子駐車場が用意されていた。
もし違反すると1枚目の写真からも判るように最大$500の罰金を科せられます
私が見た限り3枚目の写真のカードが無い車は他が混んでいても絶対停めていませんでした。
RESERVD PARKING 許可なく駐車すると最高$500の罰金と書いてある

公共施設やショッピングセンタ、そしてビーチにまで必ず用意されている車椅子用駐車スペース
公共施設やショッピングセンタ、そしてビーチにまで必ず用意されている車椅子用駐車スペース

アメリカの医師による診断書を元に発行される許可書。有効期限は1年間


今回のグループには車椅子を使っている人が1人いました
これが実際のHandicapped Perkingの違反切符
残念な事に自分自身がこれを見るとは思ってもいなかった。

Parking Complaint. Handicapped parking違反にチェックが入っている

車椅子を使った日本人観光客が安易に車椅子用駐車スペースに駐車してこの切符が車についていた。
警察へ行って日本語の障害者手帳を提示して事情を説明し、「支払いをしたくない」と話したところ、
郡庁舎へ行ってくれといわれた。郡庁舎では罰金の支払い窓口、傷害者の為の窓口を次々紹介されたが、
結論は、「例え障害を持った旅行者でもアメリカではアメリカの医師による診断書と許可書が無ければ罰金を支払わなければならない
それでも納得がいかないと伝えると、隣の州庁舎の裁判所へ一緒に説明についてきてくれととても親切な担当者。
そう、以前書いた千葉県野田警察署の担当者とは比べ物にならない丁寧な応対だった。
話を戻すと、裁判所でも同じ説明を今度は日本語通訳を交えて繰り返す事になったのですが、
その結果
  • Written statement(供述書)を書いて裁判所へ持っていく
  • または直接裁判所へ出向く
  • ここで罰金$155を支払う
  • そして、「ここだけの話、このまま何もしないで日本へお帰りなさい」
    の4つを言い渡されました。
    結論
    アメリカ・ハワイではたとえ障害者でも許可書を持たずに障害者用の駐車スペースへ停めてはいけない
    それが旅行者でもアメリカの医師の診断書が必要
  • 以下、緊迫したやり取りの記録です
    私達は日本から来ました
    この人は障害者です
    私達は駐車場でこのチケットを受け取りました
    あなたは、支払いたいです?
    私は支払いたくないです。
    なぜなら、この人は障害者だからです。
    あなたは、ハワイで身体障害の駐車許可証があります?
    彼らは、parking permitについて知りませんでした。
    ハンディキャップ駐車場に駐車するために、あなたは許可証を得る必要があります。
    しかし、私達は既に違反切符を受け取っています
    いまから許可証を取得すれば、罰金は免除されますか?
    あなたは、郡ビルディングにあるmayor`s事務所で、ハンディキャップ駐車許可証を 申し込む必要があります。
    私は、あなたに地図を与えます。
    あなたは州立建物の部屋205でチケットのために155ドルに支払わなければならない
    あなたは、駐車する許可証がなければなりません。
    彼女は市長事務所で許可証を申し込まなければなりません、アメリカの病院に行ってください、そして、許可証は与えられます。
    しかし、彼女は真実の障害者です。これが日本の障害者の証明書です。
    短期旅行者が医師の診断書を得る事は難しいです。旅行者の場合は免除にならない?
    それではオフィスを案内します。日本語通訳も頼みましょう
    オフィスは、駐車場を横切ってあります。
    私は、あなたをそこへ連れて行くことができます
    以下続く

    では何をするべきか
    アメリカを短期旅行する障害者がアメリカの医師の診断書を得る事は難しいでしょう。
    アメリカ国内の施設が大変よく整備されているだけに、その入り口である駐車場が旅行者には利用できないという事が非常に残です。

    そこで、提案ですが、自動車免許証同様にプロトコルとして国際的に通用する障害者手帳のようなものがあっても良いのではないでしょうか?

    雑感
    今回、日本から1種1級の手帳を持つ方と一緒に旅行する機会を得ました。
    久々に車椅子を押した私でしたが、ハワイのバリアフリー度が高い事には驚かされました。

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