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WIDE's patch kit for R8 sendmail (2.5W beta)		Aug.29,1995
							中村 素典/WIDE Project
							
<2.5W に関する注意>
このパッチキットは beta release です.Dec.12,1994 からほぼ5ヵ月間にわたり 安定して動作していますが,まだバグを含んでいる可能性がありますから,それを 覚悟の上利用してください.また,このパッチを利用して,発生した動作上の問題 点は必ず作者まで報告して頂くようにお願い致します.

2.5Wパッチで新たに提供する機能
o MX のネームサーバへの問い合わせを並行して行い,消費される時間を短縮 (conf.h の CO_RESOLV を 0 にすると,機能が無効になります)
o SMTP/TCP の connect() 処理を並行して行い,接続待ち時間を削減. (conf.h の NON_BLOCK_CONNECT を 0 にすると,機能が無効になります)
CO_RESOLV と NON_BLOCK_CONNECT をともに 0 に定義したものは 2.4W と同等です.
前者の機能を提供するために,bind 4.9.3 の res_send.c に手を加えたものが, パッケージに添付されています.そのため,リンクするリゾルバとして bind 4.9.3 のものを推奨しますが,4.9.2 など少し古いリゾルバでも問題なく動作 すると思います.
R8 sendmail から sendmail.cf で設定できるようになった,コネクションキャッ シュ数は,後者の機能において,同時に TCPコネクション確立処理を行なうことが できる上限のコネクション数としても利用されます.sendmail.cf の Ok 行で指定 してください.6 とか 7 まで使われることが報告されていますから,10 くらいに しておくと良いでしょう.0 を指定すると,TCPコネクション確立の並行処理は行 なわれません.

また 2.5W では以下のインフォメーションが syslog に mail.info で出力されます.

  1. NBC: done (max waiting connections: 8) コネクション確立待ちになったソケットの数が最大8にまでなったことを 示します.
  2. end of getting MXRRs with caching (58 times, 37 seconds) MX レコードを引こうとした回数(手抜きなので,すでにキャッシュされている のもカウントされてしまいます:) と,かかった時間を示します. sendmail.cf のログレベルを 10 にすると,TCPコネクション確立処理に関する デバッグ情報が syslog に出力されるようになります.11 にすると,リゾルバ ハックに関するデバッグ情報が出力されるようになります.sendmail.cf の OL 行で指定してください.多量のメッセージが出力されますので,ディスク容量に は十分注意してください. mail.debug を別のファイルに向くようにしておくと良いかも知れません.

現在,報告されているバグ(?)
o 非常に稀ではあるが,file descriptor を使い尽くしてしまうことがある. バグの可能性もありますが,コネクションキャッシュ数を大きくしすぎると, 最大ファイルディスクリプタ数リミット(デフォルト64?)に達してしまうので 注意して下さい.20 までは大丈夫だと思いますが,15 くらいだと安心でしょう.
o 一時的に送ることができなかったメールであるにもかかわらず,すぐに エラーリターンさせてしまうかもしれない(この現象は再現されていない ので,単なるインストール時の操作ミスの可能性が大きい).

その他の問題点
o コネクションを一度に同時に張りに行くので,メールを受ける側の sendmail が fork しても,なかなかデータを送ってもらえないため, 長時間 process がいつづけてしまうのが,気にかかることがある :-) -> やっぱり SMTPセッションも並行化しなきゃだめですね.

<2.5W に関する注意の終り>
このパッチキットは 1.6W for sendmail.5.67 のうち、R8 sendmail に取り込まれ なかった機能に、メールアドレスの補完機能などに関する新たな拡張を加えたもの である。配布はパッチ形式で行なっており、sendmail.8.6.12.base.tar.Z を展開し てできたディレクトリ src/ の中で当てるように作成されている。
Makefile.WIDE.* も添付されているが、これを用いた場合は自動的にコンパイル用 ディレクトリを作成し、必要なファイルにシンボリックリンクを張るようになって いる。Makefile.WIDE.* を修正する場合には、そのままの名前で(オリジナルを残し ておきたい場合は、オリジナルを別のファイル名にコピーして)修正すること。
Makefile.WIDE.* には、BINDDIR, NEWDBDIR が相対パスで定義されているが、これは src/OS_OBJ/ からの相対パスとなることに注意されたい。 bind4.9 を利用する場合は lib44bsd.a が必要な場合がある。 NDBM と NEWDB を同時に定義する場合、libdbm.a を先にリンクする方が望ましい。

《 2.5Wで拡張される機能について》
各種機能は以下のフラグによって制御できる。

	FILEMACRO	Gw/etc/sendmail.dw のようにファイルによるマクロ定義を
			可能とする。
	EXTEND_CLASS	拡張クラス文字 ^A-^z のサポート。C^[A-z] 等によるクラ
			ス定義、および $=^[A-z] によるクラス参照を可能とする。
	EXTEND_MACRO	拡張マクロ文字 ^A-^z のサポート。D^[A-z] 等によるマク
			ロ定義、および $^[A-z] によるマクロ参照を可能とする。
	ADJUST_TZ	一部のOSで出現すると思われる、TZ が +859 となる問題を
			回避する。
	LOGWVERSION	newvers.sh による構築情報をデーモンスタートの際に
			syslog に出力する。
	COMPILEOPTIONS	コンパイルオプション文字列をオブジェクトに埋め込む。
	CANON_MX_CNTL	ネームサーバの MX レコードの参照によるメールアドレスの
			補完機能の利用を I オプションで指定できるようにする。デ
			フォルトでは補完に MX レコードを利用しないようになる。
			I オプションに ?nowildcardmx を指定することにより MX を
			用いた補完が行なわれる(WildCardMXを利用しているところで
			は、?nowildcardmx を指定しない方がよいと思われる)。
	CANON_OTHER	メールアドレスの補完に CNAME, MX, A レコードの他の
			レコードも参照することを可能とする。現バージョンでは
			HINFO, MINFO, NS, NULL, PTR, SOA, TXT, WKS が利用可能。
			それぞれ ?hinfo, ?minfo, ?ns, ?null, ?ptr, ?soa, ?txt,
			?wks を I オプションに指定することで、参照されるように
			なる。検索の順序は、オプションに指定した順序に従う。
	SHOW_MX_HOSTS	-bt オプションによるアドレステストモードの際に、SMTP
			メーラに到達した場合に、MX ホストリストの表示を可能と
			する。テストの際に、3,0,mx user@domain のように、mx と
			いう疑似ルールセット名を指定することにより表示される。
	AUTH_LOG	X-Authentication-Warnings: ヘッダに出力されるメッセージ
			を syslog にも残すようにする。
	ESMTPPEERSCLS	SMTP 接続時の greeting メッセージが複数行ある場合に、
			メーラによってはメールを送ることができないという問題が
			ある。BROKENSMTPPEERS を定義すればすべて一行に制限され
			るようになるが、この場合は特に指定しない限り ESMTP が
			使用されない。ESMTPPEERSCLS を定義すると、クラス e の
			指定により特定のホストに対する greeting メッセージを
			一行に制限することができる。
			例)
			 Ce !all (すべてのホストに対して ESMTP を用いない)
			 Ce !all .kyoto-u.ac.jp	(区切りはスペース)
				(*.kyoto-u.co.jp のみ ESMTP を用いる)
			 Ce !.kyoto-u.ac.jp !kyoto-u.ac.jp
				(*kyoto-u.co.jp のみ ESMTP を用いない)
			 Ce !jpnkyoto.kyoto-u.ac.jp
				(jpnkyoto.kyoto-u.ac.jp のみ ESMTP を用いない)
	IDENTPEERSCLS	SMTP 接続時に IDENT プロトコルによって、接続元のユーザ
			情報を取得しようとするが、途中のゲートウェイや接続元の
			OS によっては、IDENT の接続エラーに伴って SMTP 接続も
			同時に切断されてしまい、メールが受けとれない。
			この現象は、syslog 以下のように Host unreach という記録
			が残ることから判断できる。
				NOQUEUE: SYSERR: putoutmsg (host.domain): error
				on output channel sending "220 ESMTP spoken
				here": Host is unreachable
			greeting が2行あることが問題になる場合は、Host unreach
			とは記録されないはずである。
			IDENTPROTO を 0 に define すれば IDENT を用いなくなる
			が、特定のホストに対してだけは IDENT を用いたい場合に
			定義する。これを定義すると、クラス i により IDENT を
			用いるホストを指定することができる。
			例)
			 Ci !all (すべてのホストに対して IDENT を用いない)
			 Ci !all .kyoto-u.ac.jp	(区切りはスペース)
				(*.kyoto-u.co.jp のみ IDENT を用いる)
			 Ci !.kyoto-u.ac.jp !kyoto-u.ac.jp
				(kyoto-u.co.jp のみ IDENT を用いない)
			 Ci !jpnkyoto.kyoto-u.ac.jp
				(jpnkyoto.kyoto-u.ac.jp のみ IDENT を用いない)
	MX_SAFETY	MX で示されているホストが存在しなかった場合に host not
			found エラーにならないようにする。
	ALL_HASH_CMNT	:include: や .forward で指定されるファイルでは、通常
			行頭の # のみがコメントの開始を示すことになっているが、
			行中の任意の位置で # が使えるようにしたい場合に定義す
			る。ただし # の直前の文字は必ずスペース文字であること。
	QUICK_RESPONSE	rmail などから -odq フラグつきで起動された場合、配送
			エラーが発生しても、エラーメールは mqueue に一旦保存
			される。このようなレスポンスメールについては、mqueue
			に落さずにすぐに配送するようにしたい場合に 1 にする。
			(quick hack なので、注意されたし)
	LHS_CHECK_CNTL	newaliases の実行の際には、aliases データベースの LHS
			(書き換えられる元のアドレス)が localmailer に到達する
			かどうかのチェックが行なわれる。sendmail.cf において
			あるユーザが local であるかどうかを aliases データベー
			スを用いて判定するようなルールを入れるなど特殊な設定
			の下では、LHS のチェックによって newaliases がうまく
			動作しなくなる。LHS_CHECK_CNTL を 1 に定義すると、
			RHS をチェックするかどうかを指定するスイッチである
			option n の操作によって、同時に LHS のチェックについて
			も指定することができるようになる。
	NO_ALIAS_ON_REBUILD	sendmail.cf で $( $) のマップ参照によって
			aliases ファイルを参照するようにした場合、newaliases
			でハングアップすることがある。定義することにより
			newaliases の処理の場合のみ $( $) からの aliases
			ファイル参照を抑制する。
	MULTI_MAILER	ルールセット 0 のメーラディスパッチルールにおいて、
			一行に $#...$@...$:... を繰り返し記述できるようにする。
			$#smtp.... $#uucp.... のように書くことにより、smtp
			mailer による配送に失敗したら uucp mailer に切替える
			ようにすることができる(テストが十分でないので注意)。
	ANOTHER_MXPB	MX レコード単位の相乗り判定を行なうコードを有効にする。
			(テストが十分でないので注意)
	RCPT_NEXT	SMTP/RCPT TO で temp fail した場合にも下位の MX ホスト
			への送信を試みるようにする。ANOTHER_MXPB を定義した場合
			のみ有効となる。
	CO_RESOLV	2.5W に関する注意を参照
	NON_BLOCK_CONNECT	2.5W に関する注意を参照


	その他、Sony NEWS で拡張されている -J オプションへの対応(ただし、オプ
	ションをエラーにせず単に無視するだけ)もおこなっている。

《謝辞》
このパッチは、京都大学、立命館大学、情報技術開発株式会社ならびにその他の人々の 協力によって作成されたものであるので、ここに感謝の意を表す。
===== Changes =====

[[ Aug. 29, 1995/8.6.12+2.5Wbeta8/motonori ]]
	domain.c:
		fixes on pointer references
	deliver.c:
		changes on CO_STAT
	res_send.c:
		base is changed to recent version (but a bit old)
	Makefile.WIDE.Linux added


[[ May. 17, 1995/8.6.12+2.5Wbeta7/motonori ]]
	version.c:
		version string was selected 2.4W always, sigh.


[[ May. 17, 1995/8.6.12+2.5Wbeta6/motonori ]]
	res_send.c:
		small changes for ULTRIX
	Makefile.WIDE.ULTRIX:
		clean up
	version.c:
		version string is change to 2.4W if NON_BLOCK_CONNECT=0 and
		CO_RESOLV=0.


[[ May. 15, 1995/8.6.12+2.5Wbeta5/motonori ]]
	Makefile.WIDE.OSF1 added.
	Makefile.WIDE.NEWS:
		NEWS-OS 6.1 supported.
	conf.c:
		changes for FreeBSD
	domain.c:
		fix on initialization problem of CANON_OTHER (dumps core)
		(reported by TAKEI jun <takei@csm.jcsat.co.jp>)
		fix on MX_SAFETY (user@co.jp was not failed immediately)
		(reported by Masanori Yanagawa <yana@bug.co.jp>)
	parseaddr.c:
		fix on MULTI_MAILER (memory allocation)
		(reported by Hajimu UMEMOTO <ume@calm.imasy.or.jp>)
	deliver.c:
		!EX_OK -> EX_TEMPFAIL in ANOTHER_MXPB feature to avoid
		to try lower MX host if remote protocol error occurs
	res_send.c:
		clean up


[[ Apr. 16, 1995/8.6.12+2.5Wbeta4/motonori ]]
	fix on a botch of IRIXV


[[ Apr. 14, 1995/8.6.12+2.5Wbeta3/motonori ]]
	needless reverse patch deleted


[[ Apr. 1, 1995/8.6.12+2.5Wbeta2/motonori ]]
	modified for 8.6.12


[[ Mar. 12, 1995/8.6.11+2.5Wbeta2/motonori ]]
	modified for 8.6.11
	res_send.c:
		some fix on var-type mismatch
		use select() for usleep()
	Makefile.WIDE.Solaris
		fix on command path
	Makefile.WIDE.{ULTRIX,IRIX} added


[[ Feb. 23, 1995/8.6.10+2.5Wbeta1/motonori ]]
	modified for 8.6.10
	recipient.c:
		minor fix on comment management in :include: file.
	one more thing from umura@nn.solan.chubu.ac.jp


[[ Jun. 29, 1994/8.6.9+2.4W/motonori ]]
	conf.c:
		getla() の EWS 対応
	deliver.c:
		DG/UX で localmailer を起動するときに必要となる変更
	copyright notice


[[ Apr. 22, 1994/8.6.9+2.4Wb/motonori ]]
	Makefile.WIDE.*:
		nroff を ${NROFF} に置き換えた
		BROKEN_LISTEN の定義の削除
	daemon.c:
		BROKEN_LISTEN で行っていた処理が 8.6.9 に実装されたので,
		パッチから削除
	conf.h,Makefile.WIDE.NEWS,Makefile.WIDE.EWS:
		/usr/ucb/cc でなく /usr/bin/cc を利用するように変更
	conf.c,conf.h:
		SYS5SIGNALS for NEWS, EWS
		use statvfs() with NEWS-OS 6.0.1


[[ Apr. 8, 1994/8.6.8+2.4Wb2/motonori ]]
	main.c:
		showmxhost() の定義の矛盾を解決
	conf.h:
		EPROTO_QUEUE のデフォルトを 0 にした
		メールを返送すべき場合にも mqueue に溜ってしまう問題がある
	readcf.c:
		ポインタ bp の値を変更してはいけないため,strcpy() を利用
	Makefile.WIDE.LUNA:
		more changes for LUNA88K/Mach
	Makefile.WIDE.HP-UX:
		newly added


[[ Mar. 18, 1994/8.6.8+2.4Wb/motonori ]]
	Makefile.WIDE.*:
		use MAKE macro
		changes for LUNA88K/Mach


[[ Mar. 16, 1994/8.6.7+2.4Wb5/motonori ]]
	Makefile.WIDE.BSDI:
		BSDI 1.1 に対応
	conf.h:
		BSDI の部分に undef SETPROCTITLE を追加
		NEWS-OS 6.0.1 のサポート
		EWS-UX/V 4.1 のサポート
	Makefile.WIDE.NEWS
		NEWS-OS 6.0.1 のサポート
	newvers.sh:
		NEWS-OS 6.0.1 ではデフォルトで ascii にならないので,明示的に
		LANG=C を設定
	Makefile.WIDE.EWS
		新規にサポート
	Makefile.WIDE.NEWS, Makefile.WIDE.EWS:
		fix on dirent problem of ucb compiler on SVR4


[[ Mar. 14, 1994/8.6.6+2.4Wb/motonori ]]
Makefile.WIDE.Sun40:
	Makefile.WIDE.Sun と統合のため削除
Makefile.WIDE.Sun:
	SunOS 4.0.3 をサポート
Makefile.WIDE.*:
	mailq manual page の記述を追加
	install の時バックアップを残す
conf.h:
	HASSTATFS の定義方式変更に対応
conf.c:
	HASSTATFS の定義方式変更によりオリジナルに戻す
alias.c, parseaddr.c, version.c:
	NO_ALIAS_ON_REBUILD の実装
mci.c:
	GET_PEER_ADDR の削除によりオリジナルに戻す(8.6.6に採用)
srvrsmtp.c:
	X-Auth-Warn に関する変更に対応
deliver.c:
	MX_SAFETY の実装


[[ Jan. 25, 1994/8.6.5+2.3W4/motonori ]]
alias.c:
	LHS_CHECK_CNTL を実装
conf.h, version.c:
	LHS_CHECK_CNTL, MULTI_MAILER の追加
daemon.c:
	BROKEN_LISTEN の出力文字の調整
deliver.c:
	fix on ANOTHER_MXPB
deliver.c, parseaddr.c, sendmail.h:
	MULTI_MAILER の実装
recipient.c:
	fix on ALL_HASH_CMNT (by kizu@ics.es.osaka-u.ac.jp)
srvrsmtp.c:
	X-Auth-Warn: ヘッダに関する処理の位置の変更
	(動作を正しくすることが有害かもしれないので実質的な変更はしていない)
usersmtp.c:
	putheader 実行時のタイムアウトが短いことがあるので、長めに変更
	(sendmail.cf で設定できるようにすべきである)


[[ Jan. 16, 1994/8.6.5+2.3W3/motonori ]]
main.c:
	obsolete のチェックがシビアになったため NEWS の -J オプション操作の
	位置が不適当になったことによる修正
daemon.c:
	high load ave 時に 421 メッセージの後に続けて 221 メッセージを送る
	ように変更(RFC821 に従う)


[[ Jan. 16, 1994/8.6.5+2.3W2/motonori ]]
deliver.c:
	2.3W1 での変更を元に戻す
mci.c:
	syslog に記録する IP address が (0) のままにならないようにするコード
	を追加(INET domain にのみ対応; GET_PEER_ADDR)


[[ Jan. 14, 1994/8.6.5+2.3W1/motonori ]]
deliver.c:
	localhost から発信した /etc/aliases 記載の prog/file mailer 宛の
	メールの処理が必ず daemon の権限で行なわれるようにした(PROG_DAEMON)


[[ Jan. 14, 1994/8.6.5+2.3W/motonori ]]
Makefile.WIDE.*:
	install mode が 666 になっていたものを 644 に修正
all:
	8.6.5 へのパッチに修正、2.3W としてリリース


[[ Jan. 12, 1994/8.6.5Beta11+2.3W/motonori ]]

sendmail.h:
	LUNA に関する記述を conf.h に移動
conf.h:
	マクロ名 LUNA を luna に変更
	SHOW_MX_HOSTS, AUTH_LOG を追加
	SunOS 4.0.3 の設定が 8.6.5 に入ったため削除
	その他の設定を調整
daemon.c:
main.c:
	SHOW_MX_HOSTS のコードを実装
deliver.c:
	ANOTHER_MXPB のコードを大幅に変更
Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.Sun40:
	time.h の二重読み込みの防止措置
Makefile.WIDE.LUNA:
conf.h:
	dirent を direct で代用
	LUNA2/LUNA88K (from demizu)
version.c:
	COMPILEOPTION の実装
Makefile.WIDE.*:
	-DNDBM -DNEWDB の定義を別の行に分離
	bind4.9 のための -l44bsd をコメントとして追加
	-DIDENTPROTO=0 をコメントとして追加
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun*:
	-DBROKEN_LISTEN=1 を定義
daemon.c:
	BROKEN_LISTEN を実装
	IDENTPEERSCLS を実装
main.c:
	AUTH_LOG を実装
recipient.c:
	ALL_HASH_CMNT を実装
srvrsmtp.c:
	BRKNSMTPPRSCLS を ESMTPPEERSCLS に変更
savemail.c:
	QUICK_RESPONSE を実装
all:
	8.6.5Beta11 へのパッチに修正


[[ Nov. 1, 1993/8.6.4+2.2W/motonori ]]

all:
	8.6.4 へのパッチに修正


[[ Oct. 25, 1993/8.6.3+2.2W/motonori ]]

Makefile.WIDE.SEIUX:
	SUMI Station 用 Makefile を追加 (from shige-y@is.aist-nara.ac.jp)
Makefile.WIDE.Sun40:
	SunOS 4.0.3 用の Makefile を追加
conf.h:
	SEIUX、SunOS 4.0.3 に対する定義を追加
Makefile.WIDE.*:
	-I${BINDDIR}/compat/include を INCDIRS に追加
all:
	8.6.3 へのパッチに修正


[[ Oct. 16, 1993/8.6.2+2.2W/motonori ]]

Makefile.WIDE.Sun:
	-DHASUNAME を追加
all:
	8.6.2 へのパッチに修正


[[ Oct. 9, 1993/8.6.1+2.2W/motonori ]]

Makefile.WIDE.BSDI:
	新たに追加 (from shigeya@fortune.co.jp)
Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun:
	MAKEFILE を追加
	nroff の -h フラグを削除 (Sun)
domain.c:
readcf.c:
	T_TXT を定義するように変更
	EXTEND_MACRO を delaied macro expansion にも対応
macro.c:
	EXTEND_CLASS に関する処理を readcf.c に移動
all:
	8.6.1 へのパッチに修正


[[ Oct. 7, 1993/8.6+2.2W/motonori ]]

domain.c:
readcf.c:
	T_TXT が arpa/nameser.h に登録されていない場合に対処した
	(reported by kozo@e.dendai.ac.jp)
conf.h:
	NEWS-OS 4.2R, UNIOS-U 3.0 用のマクロ定義記述を追加
	sigfunc_t が int を用いて定義されるように修正 (NEWS)
	(portability changes for NEWS are from matusita@osaka-u)
conf.c:
	setpgid() に関する対応を conf.h で行なうようにした (LUNA,NEWS)
	sys/vfs.h を読み込むようにした (LUNA,NEWS)
Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun:
	LADEF, OSDEF の定義を conf.h に移動 (LUNA, NEWS)
	いくつかの &&, || を if then else fi に変更
	LUNA の test で -x が使えないことに対応
	make clean を修正
	OSDEF -> ENVDEF に変更
	SRCADD, OBJADD を追加
readcf.c:
	8.6 への移行時に発生した EXTEND_CLASS に関するバクを修正
macro.c:
	8.6 への移行時に発生した EXTEND_MACRO に関するバクを修正(from toku@dit)
aliases.0:
newaliases.0:
sendmail.0:
	4.3BSD Reno の tmac.* により作成
all:
	2.2W としてリリース


[[ Oct. 6, 1993/8.6+2.1W/motonori ]]

vsprintf.c:
	8.4 から conf.c に含まれるようになったため削除
Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun:
	newvers.sh が実行可能でない場合にのみ chmod +x を行なうように変更
	コンパイル作業用ディレクトリを作成するようにしたので、複数アーキテ
	クチャのためのコンパイルを同一ディレクトリで行なうことが可能
	make install が正しく動作するように修正
	make restart を追加
	ディレクトリ情報の調整
	(thanks to yamaoka@titech, matusita@osaka-u, kazuto@aoyama)
newvers.sh
	umask 0022 を追加
readcf.c:
	filemacro() において munchstring() の宣言を追加(from minmin@astec)
	goto fm_exit; により処理を抜けるように bug fix (SCANF を定義して
	コンパイルした場合に問題があった)
	fileclass() の仕様変更に追従
main.c:
	NewsOS ucbmail/binmail で指定される -J フラグに対してエラーを起こさ
	ないようにした(reported by matusita@ics.es.osaka-u.ac.jp)
	日本語変換のためのコードは入れていない
srvrsmtp.c:
	ESMTP greeting を解釈できないホストのために、クラス b に定義された
	ホストからの接続に対しては ESMTP greeting を送らないことを可能にする
	ためのコートを挿入した
	conf.h で BRKNSMTPPRSCLS を 1 にすることにより有効となる
sendmail.restart:
	tail -5 /var/log/syslog をコメントとして追加
conf.c:
	NewsOS に setpgid() が無いことに対応
all:
	sendmail 8.6 へのパッチに修正、2.1W としてリリース


[[ Jul. 26, 1993/8.5+2.0Wbeta2/1.6/motonori ]]

domain.c:
	trymx が False の場合に、ローカルドメイン名を補った MX に対する query
	を行なわないように変更
clock.c:
conf.c:
	オリジナルに戻す


[[ Jul. 24, 1993/8.5+2.0Wbeta/1.5/motonori ]]

all:
	sendmail 8.5 へのパッチに修正


[[ Jul. 23, 1993/8.4+2.0Wbeta/1.5/motonori ]]

sendmail.restart:
	/etc/sendmail.pid の二行目に起動時オプションが保存されるようになった
	ことに対応
clock.c:
	sleep() の型宣言が SLEEP_T によって行なわれるようになったので、NEWS
	のための変更を削除
conf.c:
	pid_t を Makefile で定義するように変更し、オリジナルに戻した
Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun:
	Version.c -> version.c の依存を追加
	VOIDSLEEP の定義を削除し、SLEEP_T に関する宣言を追加 (NEWS)
	pid_t の定義を追加 (NEWS,LUNA)
	NOWAITPID の定義を削除 (NEWS,LUNA)
daemon.c:
	CANON_MX_CNTL に関する処理を domain.c から移動
domain.c:
	CANON_MX_CNTL に関する処理を削除 (daemon.c への移動のため)
all:
	sendmail 8.4 へのパッチに修正


[[ Jul. 14, 1993/8.3+2.0Wbeta2/1.4/motonori ]]

Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun:
	sendmail: sendmail.mx sendmail.nomx の記述を入れた
	clean: で rm の引数の間にスペースが抜けていた部分があったのを修正
	(toku)
readcf.c:
	I オプションで、?nowildcardmx, ?hinfo, ?minfo, ?ns, ?null, ?ptr, ?soa,
	?txt, ?wks を指定できるようにした
domain.c:
	NO_CANON_MX -> CANON_MX_CNTL
	getcanonname() で問い合わせを行なうレコードを可変にした
	絶対アドレスとして問い合わせを行なう場合に、追加されたレコード検索を
	行なわないようにした


[[ Jul. 14, 1993/8.3+2.0Wbeta/1.3/motonori ]]

Makefile.WIDE.LUNA:
Makefile.WIDE.NEWS:
Makefile.WIDE.Sun:
	Makefile.dist.* からファイル名を変更
	sendmail.mx, sendmail.nomx を作成するように修正
	Sun のものは -Bstatic をコメントアウトした
conf.h:
	NAMED_BIND の define は Makefile.WIDE で行なうようにしたため
	コメントアウトした
all:
	sendmail 8.3 へのパッチに修正


[[ Jul. 12, 1993/8.2+2.0Wbeta/1.2/motonori ]]

Makefile.dist.LUNA:
	Makeifle.dist を UNIOS-B 1.6 に対応
	GNU/dirent を用いてコンパイルが可能であることを確認した
vsprintf.c:
	UNIOS-B 1.6 のために Tahoe から輸入
all:
	sendmail 8.2 へのパッチに修正


[[ Jul.  1, 1993/8.1C+2.0Wbeta/1.1/motonori ]]

sendmail.hf:
	WIDE版パッチに関するメッセージを記述
sendmail.restart:
	リスタート用スクリプトの追加
conf.h:
	typo の修正
all:
	sendmail 8.1C へのパッチに修正


[[ Jun. 14, 1993/8.1(B)+2.0Wbeta/1.0/motonori ]]

newvers.sh:
	1.6W for sendmail.5.67 より輸入(origin: BIND4.8.2)
	(newvers.sh による情報は、1.6W のように syslog に出力されるようには
	なっていない)
Makefile.dist.Sun:
	Makefile.dist を SunOS4.1.1 に対応
Makefile.dist.NEWS:
	Makefile.dist を NEWS-OS 4.1C に対応
arpadate.c:
	ADJUST_TZ のための変更(1.6Wから輸入)
clock.c:
	NEWS-OS 4.1C では sleep() の返値 が void であることによる変更
	(VOIDSLEEP フラグは makefile.dist.NEWS で定義される)
conf.c:
	NEWS-OS 4.1C が waitpid()を持たないことによる変更
	(NOWAITPID フラグは makefile.dist.NEWS で定義される)
conf.h:
	各種フラグの設定
	NEWS-OS 4.1C のために O_ACCMODE を定義
domain.c:
	CANON_OTHER NO_CANON_MX のための変更
	(これらを定義しない場合には、domain.c への変更は必要ない)
macro.c:
parseaddr.c:
	EXTEND_CLASS EXTEND_MACRO のための変更
readcf.c:
	EXTEND_CLASS EXTEND_MACRO FILEMACRO のための変更
	1.6W での EXTEND_CLASS EXTEND_MACRO の実装では 0x00-0x3f へマップする
	ようになっていたが、R8 では 0x00-0x3f のエリアも利用されるようになった
	ため、素直に 0xc0-0xff にマップするように変更した
sendmail.h:
	EXTEND_MACRO のためのマクロバッファの拡張