葛西臨海公園へ

免許証更新手続きがスムーズに終わったので、葛西臨海公園の水族館へ行ってみる事にしました。

幕張から葛西まで移動して15時半には到着。16時で閉門と言うことで車を止めて車椅子を押しながらついつい小走りに。段差のない道なのですが、石畳を5分ほど移動したので座っているAさんにはチョットきつかったかも知れません。でも「最近は車椅子の押し方も上手になりましたね。安心していられます。」と嬉しい批評をいただきました。

水族館も障害者と付き添い1名は無料と言うことで、警備員から車椅子用の通路の説明を受けて中へ。エレベーターを使って3階から1階へ降りるとそこは何故か舞台裏。魚の生臭い臭いや、段ボールが積み上がっています。長靴を履いて忙しそうに動き回っている職員の中を白線にそって進み大きな扉を3つくぐるとやっと通常の順路に出ました。

目の前にはマグロが回遊している大きな水槽が現れてしばらく黙って見とれていました。その後は順路に沿って小さな水槽を見て歩いたのですが、今日はお客さんが多くて車椅子のAさんは水槽に近づけない。無理に近づくとぶつかられたり、逆に見学している人の足を車椅子で踏んでしまったり。やっと1番前に出ても突然向きを変える人にぶつかられたりと、結構大変なんです。水槽の中がよく見えるように照明を暗くしているために目線より低い車椅子に気が付かない人が沢山いるのです。

それでも閉館ぎりぎりまで幻想的な世界を堪能して外へ出ようとしたところで警備員が「外は大雨です。売店で傘をお買い求めください」とやっています。私は傘と雨かっぱ購入してAさんにかっぱを着てもらいました。それでも外に出ると強い雨で車椅子を押している私は半身ずぶぬれ、かっぱを着ているAさんも座っている為に腰から下のズボンがずぶぬれ。私達はAさんの家を出るときに午後から雨が降りそうだからと、傘とかっぱを渡されていたのに車の中に置いたまますっかり忘れていたのでした。

車椅子に座っているAさんはズボンまで履く形になるかっぱでないと足はびしょ濡れになるし、車椅子を押す側としても傘よりはかっぱの方が両手が使えて良かったようです。

雨ふりの中で車椅子を押すのは初めてでしたが、下りスロープには注意が必要です。
いつもはスロープの下りでリングを押さえてさりげなくブレーキを掛けてくれているAさんですが、雨に濡れたリングは手で押さえても滑ってしまい、長いスロープでは押す側が注意しないとスピードが出過ぎて危ない事になります。

 
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