列車は折り返し運転のために10時55分には15番線ホームに入っていましたが、車内整備が終わり中に入れたのが約発車10分前でした。
今回乗車した、こだま415号は100系と言われている車両が使われていましたが、車両の入り口が65センチ、デッキと客室内の自動扉の幅が75センチ、そして通路の幅が60センチあり、山形新幹線の時のようにAさんに車椅子から降りてもらうことなくそのまま車内入る事が出来ました。
車椅子対応になった11号車と通常の車両の入口の幅は違う | 通路幅が60センチ。 Aさんの車椅子の幅が58センチで辛うじて通れた |
後で各JR広報部に確認したところ
車内への入口 | 通路幅 | デッキ自動ドア | ||||||
列車系列 | 会社 | 通常車両 | 車椅子対応 | 普通車両 | グリーン車 | 通常車両 | 車椅子対応 | 前後座席間隔 (先頭車両) |
0 | 東海 | 650 | 1010 | 600 | 600 | 760 | 900 | 940(980) |
100 | 東海 | 650 | 1010 | 600 | 600 | 760 | 900 | 1040(1160) |
300 | 東海 | 660 | 1010 | 570 | 570 | 760 | 900 | 1040(1160) |
700 | 東海 | 660 | 1010 | 600 | 600 | 760 | 900 | 1040(1160) |
500 | 西日本 | 未調査 |
JR東日本 | ||||||||||
車内入口 | 通路幅 | デッキ自動ドア | 前後座席間隔 | |||||||
グリーン席 | 普通席 | |||||||||
列車系列 | 通常車両 | 一般部 | 車椅子対応 | 一般部 | 車椅子対応 | グリーン席 | 普通席 | グリーン席 | 普通席 | |
E4 | 1003 | 500 | 1660 | 1040 | 1040 | 743 | 760 | 1160 | 980 | |
E3 | こまち | 850 | 460 | 870 | 550 | 927.5 | 770 | 770 | 1160 | 980 |
E2 | あさま | 1010 | 600 | 1095 | 600 | 1080 | 900 | 900 | 1160 | 980 |
E1 | MAX | 1010 | 500 | 1780 | 590 | 1940 | 890 | 890 | 1160 | 980 |
400 | つばさ | 810 | 600 | 1200 | 550 | 964.5 | 760 | 760 | 1160 | 980 |
200 | 10両編成 | 1000 | 600 | - | 600 | 1085または 1035 | - | 900 | 1160 | 980 |
200 | 12両編成 | 1000 | 600 | - | 600 | 1085または 1035 | - | 900 | 1160 | 980 |
200 | 16両編成 (全席自由) | 1000 | 600 | - | 600 | 1085または 1035 | - | 900 | 1160 | 980 |
200 | 16両編成 | 1000 | 485 | 1514.5 | 600 | 1085または 1035 | 890 | 900 | 1160 | 980 |
となるそうです。
今回の列車が車椅子に座ったまま車内の移動が出来ることが判ったのでさっそく、車椅子に対応した11号車を見学に行くことにしました。13号車の一番後ろから12号車へ入り、12号車を通り過ぎてデッキに出るとそこに車椅子に対応したトイレがありました。扉が少々重いことを除けば、使いやすい構造になっているそうです。
11号車にあった車椅子用トイレ 扉の間口が広くなっており、手すりが付いていた | 洗面所。蛇口が少し遠い |
乗車時にお世話になった車掌さんがたまたま通りかかったので、挨拶をしたところ、「車椅子の方と介助者で入ることが出来る個室が用意されています」と鍵を開けて見せてくれました。車内で急病人が出たときにも使う部屋だそうで、椅子を倒して引き出すとベットにもなる設計です。個室といっても2人がやっと座れるベンチシートが1つで圧迫感を感じて使いたがらない人もいるそうですが、11号車で車椅子用に用意されている座席が4席で喫煙車両あることを考えれば、このような部屋が用意されていることは大変良いことだと感じました。私個人で今まで何百回と新幹線を利用してきましたが、この個室の存在は知りませんでした。もっと積極的な宣伝をしても良いのではないでしょうか?
11号車にあった緊急用の個室 | 11号車の車椅子対応スペース |
急病人が出たときにはベットにもなる |
三河安城駅では行きも帰りも駅員さんが手伝ってくれました。
駅舎は比較的新しいもので、駐車場も広々としており、入り口に一番近いところに2台分の車椅子マークがペイントされた駐車場が用意されていたのには感心しました。
また、道路をまたぐ通路には階段と平行して緩やかなスロープが設けられており、私も試しに昇らせてもらいましたが、1人で上まで上がれました。
三河安城駅まえに有る障害者用駐車スペース | 階段の脇には長いスロープが設置されている | 洗面所のバルブが遠くて力が入らない。障害の度合いによっては操作不能も考えられる |
駅員さんが操作するエレベータが両方のホームに設置されており、改札を通ることなく直接ホームに出ることが出来ます。行きも列車が到着したときにはホームで待機していて、すぐにエレベータに案内してくれました。また帰りも介助してくれた駅員さんは列車が発車するまでホームで見送ってくれました。
三河安城にて 我ながらベストショット |
駅員さんと、車掌さんが 手伝ってくれました |
なぜ三河安城まで行ったかというのはさておき、今回はその先2泊は地元の方が運転する車で移動しました。そうそう、Aさんは民宿の温泉にも入りましたが、かなり大変だったようで、2度と入りたくないと申していたこと以外、私がレポートできる立場ではないので以下省略。