WWW counter の作り方 [Count Release 2.2]

Latest Release: January 16, 1996

Since 5/Feb 1997
in Japan

注意
まず最初に注意事項を読んでください。
よく上のような、自分のホームページを見てくれた人のカウントをしている ホームページを見かけますが、その作り方を説明します。
ここでは、muqui@semcor.com 氏のwwwcount をモデルに説明します。

このソフトはUNIX用です。Windowsでは動作しません。
最新バージョンでは、Windows (NT or 95) でもコンパイルできるようです。 詳しくはこのページの最後にリンクしている作者のホームページを 御覧下さい。

まず、 このソースをFTPして下さい。GET 出来ない方は、 anonymousftp, ftp.fit.ac.jp (150.43.3.3) /pub/tool/wwwcount/wwwcount2.2.tar.gz をGETして解凍して下さい。

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  your_host%  gunzip < wwwcount2.2.tar.gz | tar xvf -
  your_host%  cd wwwcount2.2
  your_host%  ls -F
  Count-config*   RCS/            configure.in    install-sh*     rgb.txt
  Count-install*  README          count.h         main.c          sample.dat
  Gen-conf*       combine/        digits/         mkdirhier*      strimage.c
  Makefile.in     configure*      docs/           parse.c         testcount-sh*
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ここからは、例として、自分のホームディレクトリの下のWWWの下にCounterという ディレクトリを作って、そこにインストールすることにします。 ご自分の環境に合わせて読み換えて下さい。

ディレクトリは解凍した場所(wwwcount2.2)の位置で 次のコマンドを打ちます。

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  your_host%  mkdir ~/WWW           # すでにある人は省略
  your_host%  mkdir ~/WWW/Counter
  your_host%  ./Count-config
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処理の例では、説明の為、 /home/master/mam94005/WWW/Counter にインストールすることに しています。default でかまわないときはリターンのみ打って下さい。 BLINKしているところが入力するところです。
次に ./configure を起動します。
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  your_host%  ./configure
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configure の実行例

そして、ここで make clean してmake します。

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  your_host% make clean
  your_host% make
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何事もなく make が終ったら、./Gen-conf を起動します。
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  your_host%  ./Gen-conf
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Gen-conf の実行例

count.conf をチェックして、もし必要なら編集して下さい。
count.conf の例

続いて、インストールします。

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  your_host%  ./Count-install
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インストールの実行例

すべての人が読み出し実行できるようにパーミッションを確認し、 もし必要なら変更します。

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  your_host%  cd ~/WWW/Counter
  your_host%  chmod -R 777 *
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これで、準備が整いました。あとは呼び出すだけ。
HTMLファイルの表示したいところに以下の1行を追加します。

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もっとも簡単なやり方 : Counter
<img src="../Counter/Count.cgi?df=sample.dat">

もっとも簡単なやり方 : Clock
<img src="../Counter/Count.cgi?display=clock">

ちょっと高度なやり方 :
<img src="../Counter/Count.cgi?ft=3|frgb=255;150;255| tr=N|trgb=0;0;0|md=6|dd=A|st=1|sh=Y| df=sample.dat">

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オプションは以下の通り。

Parameter Name Description Default
display=X Specifies what to display. counter, clock, date を選択します。clock はそのサイトの 現在時刻、date は日付です。

ただし、clock や date が使えるのは style A, D, Eだけです。その他のスタイルで使いたいときは、 自分でデザインして下さい。

display=counter
timezone=X Specifies timezone. タイムゾーンの設定です。世界標準時にするときはtimezone=GMT です。日本標準時はtimezone=GMT-9にします。 (普通は設定しません) そのサイトの時間になります。
dformat=X Specifies date format. display=dateのパラメータを指定したときに有効です。 Xの部分にはMMDDYY (Month-Day-Year) dformat=ddmmyy, dformat=YYMMDDなどと書きます。 dformat=MMDDYY
ft=X Frame Thickness 枠のふとさ。単位はドット。 ft=6
frgb=R;G;B Frame Color 枠の色。RGB,もしくは16進数で指定します。 (~/WWW/Counter/rgb.txt を参照) frgb=100;139;216 or
frgb=648bd8
tr=N Transparency On/Off バックグランドの透明化。YはON, NはOFF。trgb と一緒に使います。 tr=N
透明化しない
md=X Max Digits 最高桁数。 md=6
dd=A Digit Directory 文字のスタイルA〜Dがある。 (~/WWW/Counter/digits/ の中を参照)
  • A:大きなデジタル
  • B:活字風
  • C:手書き風
  • D:小さなデジタル
  • E:さらに小さなデジタル
dd=A
st=X Start Count スタートする最初の数字(だと思う。違ったら教えて!!) st=1
Count starts at 1
sh=B Show digits F だと、カウンターの絵が表示されません。数だけ、記録していきます。 sh=Y
df=data_file Datafile to store count ~/WWW/Counter/data/に作成される、 sample.dat。 このファイル名を変えることで、複数のページのカウンタを 作成可能です。 display=couter のときはファイル名を書いて下さい。
lit=X Display literal Xの値を表示します。 None
degrees=X Rotate X degrees 回転します。Xには90, 180, 270, 360 が入ります。 degrees=270
その他

これでカウンタが使えるはずです。
このページに関して、なにか疑問や間違いなどあれば こちらまで。


私がこのプログラムを作ったわけではありません。

make 出来ない、Bug があるというレポートや、新バージョンの告知、英語版の インストール方法、詳しいオプションなどは、 作者のホームページ、 または梱包されている Count.htmlまず最初に見て下さい。

私宛へのプログラムに関する苦情、または質問は一切受け付けません。

エラーログにヒントがあるかも知れません。お使いのサイトのエラーログ (例えば /usr/local/etc/httpd/logs/error_log ) と、~/WWW/Counter/Log/Count2.2.log を読んで下さい。
また、お使いのサイトが cgi の実行を許可しているかどうかも確認して下さい。

どうしてもわからない場合は、 作業のすべてを記録したログと2つのエラーログを添付の上 質問して下さい。ただし私は、すでに卒業していますので 仕事の関係上すぐには 返事ができないかも知れませんので御了承下さい。

その他のカウンターなどは こちらを参照して下さい。(ただしそこに初めて行った人は受講生登録を 1Fで済ませて下さい)


新バージョンが出たときにアナウンスを受けたい人は、
    muquit@semcor.com
宛に、Subject 行に
    subscribe counter
と書いてメールを出して下さい。


協力:佐賀大の 北村 繁宏

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嶋 典明
mam94005@elec.fit.ac.jp